ブラジル体験を語ってもらいました

 1年間や半年間の語学、音楽、デザインの勉強、研修、あるいは日本語教師などのボランティアなどのために、沢山の人がブラジルにチャレンジしています。これまでにチャレンジした人は120人を越えます。
 これまでのチャレンジャーたちは、ボランティア・研修先で暖かく受け入れられ、各自の目標を定め活躍してきました。これからも、チャレンジャーたちはますます増えそうです。
 体験した人たちの報告を紹介しましょう。
 

チャレンジャー報告

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2013/02/20

アマゾン河口の町ベレンからW子さん帰国 

Tweet ThisSend to Facebook | by CARLOS

 ベレンでの生活に溶け込んで、楽しく研修、語学の勉強をしていたW子さんが、予定の期間を終え、帰国しました。ベレンでは、ポルトガル語の勉強、剣道クラブでの練習、30年以上前から貧しい家庭の子やストリートチルドレンの世話をしているNGO団体でのボランティアなどをしていました。下記は、w子さんが書いた、ベレンの体験談です。


 W子さんの帰国レポート
 

 W子さんが帰国、ブラジル滞在中の写真を送ってくれました。それを紹介します。
 上の写真は、NGO団体で女の子たちに折り紙を教えるボランティアをした時のもです。一枚の色紙からいろんなものが生み出されることに、大変な人気があったといいます。


 この写真は、W子さんが通った剣道クラブが、近くのショッピングセンターでデモンストレーションをしたときの光景です。大勢の人が見つめる中での公開練習は、すごく緊張したそうです。


 
 これはW子さんが滞在したアマゾンの都市ベレンにあるマンゴーの並木です。熱帯の焼けるような日ざしの中でも、この木陰は涼しく、一息入れるのに格好の場所だったようです。

 以下は、現地から送られたレポートです。

 ベレン市郊外モスケイロ川水浴場。
 「波もあり、まるで海のよう」とはW子さんの弁

 久しぶりにチャレンジブラジルのサイトを見たら、いろんな方たちが活躍している様子が掲載されていて、刺激を受けました。皆さん、頑張っていらっしゃるようですね。私もお陰様で、元気にしております。

 以前メールでご報告しましたように、今もポルトガル語の勉強、ボランティア、剣道クラブがメインの生活です。ボランティアの方もずいぶん慣れてきました。今いるのは、ベレンで30年以上前から貧しい家庭の子やストリートチルドレンなどの支援活動を行なっているNGO団体です。

 私はここで主に7~17歳位の女の子たちに折り紙や習字を教えたり、一緒に遠足に行ったり遊んだりしています。家庭環境など、子どもたちを取り巻く状況は非常に厳しいのですが、みんなとても明るく元気です。
日本のことにも興味を持ってくれるので、いろいろ伝えられればいいなと思っています。

 剣道の方も順調です。ベレンでは空手や柔道は知られているのですが、剣道はまだマイナーな存在ですので、うちの道場では、地元の学校の体育祭やショッピングセンターのイベント等に出向いていって、デモンストレーションも行なっています。日本ではなかなか経験できないことなのでとても面白いです。初めて見る剣道にベレンの人たちもびっくりしていました。

 それからもう1つ。少し前から、日系一世のお年寄りの方にお話を聞くということを始めました。本などで読んで知っていたことでも、直接経験された方から伺うと非常に重みがあります。お話を伺った方の一人が自伝を書いていらっしゃっていて、今度それを自費出版されるということなので、今そのお手伝いもしています。とても貴重なお話が詰まっている原稿です。

 ベレンは日系人が多いので、七夕や盆踊り、運動会に相撲大会、野球の試合など、日本的な行事もたくさんあって、面白いですね。そういう行事の時には出店も出て、太巻きやいなり寿司、うどん、やきそば、今川焼きなども売られるので、それも楽しみです。

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18:09 | ブラジル体験記